月齢14.4〜牡牛座満月 2023/10/29

★テーマ:自分の中の潜在性に光を当てる時! 関係性のテーマを通じて自分の中の深い闇と向き合うことで、自分が潜在的に持ってきた可能性やアイデンティティーを掘り起こしていくタイミング。


今回の満月図の特徴として、とにかく「変容」のエネルギーに満ちているということが言えます。

自己像を示すハウスには変容を象徴するサインである蠍座が入っており、その蠍座のルーラーである冥王星はIC付近に位置し太陽と月とスクエア。明らかに「変容」を猛烈にプッシュされている印象を受けます。「自分が何のためにこの世界に生まれてきたのか」といった根本の動機にに向かわせるための変容とも言えそうです。 

余談ですが、最近先祖返りをした人とお話をしました。きっかけとなったのは、自分を取り巻く人間関係がカオス過ぎて、“なぜこのようなことが起きているのか”を考えていた時に、ふと知人から先祖返りを勧められて自分の故郷に飛んだという話でした。

魚座の利いたチャートの方なので、何かピンと来るものがあったのでしょう。故郷で自分の先祖を辿っていった時に、自分が今回の人生でどのようなテーマを解消しなければならないのかに気がついたという話でした。その方曰く、故郷であるその場所で先祖が経験したパターンを、自分の人生でも無意識に繰り返していたとのこと。心当たりがありすぎて疑いなく腑に落ちたという話でした。

自分がこれからやるべきことが明確になったその方は、戻ってきてからすぐに勤め先を辞める決意と共に二拠点生活に向けて動き始めているそうです。元々歴史的にも色々あった土地のご出身の方ならではの事例かもしれませんが、今この時というのは、魂レベルで持ってきた課題に対して解決の時が満ちる・次のステージに向けて飛躍をするといったタイミングとも言えます。

もう一つの特徴として、今回の変容は「関係性」とは切っても切り離せないということが言えます。 満月は7ハウスという関係性やパートナーシップに関わるハウスで起きますが、太陽は1ハウスにあり、ASCーDSCにはノード軸が絡んでいるので、何かしら「関係性のテーマを通じて自分が過去から持ち越してきたテーマに気づいていく、あるいは解決をしていく」その時が満ちるタイミングとも読めます。

ASCルーラーである金星は11ハウスの乙女座にあります。この金星は7ハウスの天王星や木星ともアスペクトを持っており、今回の満月が象徴するテーマとの連動性を感じさせます。

金星は愛と豊かさ(お金も含む)の象徴。そして、愛や豊かさというのはそれを運んでくる人、つまり人間関係ときっても切り離せません。 その金星が11ハウスというグループや集団性と関わるハウスにあり、これは水瓶座のオリジナルのハウスです。

関係性もまずは自分との関係性、他者とのパートナーシップ、グループや集団における関係性と段階を追っていきますが、関わり合いの中で自分の役割を果たしていく、全体というパズルの中で自分というピースをしっかりと演じる、役割を引き受けて全うする、それにより真の調和を見出していく、そのことの大切さを示唆しているように感じます。 

話は少し飛躍しますが、実際に今、非常に無惨な戦争がイスラエル・パレスチナで起きていますね。外側の世界で起きていることは自分の内面で起きていること、遠いところで起きているように感じる争いごとは実は自分の内面のコンフリクトの投影なのだと捉えた時に、私たちはその当事者の一人であり、その私たちにできることは何だろうと考えます。

戦地に出かけていき戦争を止めることはできないかもしれませんが、一人ひとりが自分の内面の調和に取り組むことは、今この瞬間からでもできることです。自分自身が本当に心の底から満たされていて充足することができていたのなら、他人を攻撃したり自分が足りないものを人から奪ったりする必要は無いはずです。

言うは易く行うは難しですが、いかにして自分自身の内側を充足させてゆけるのか、本当に満足と言える人生にしていくのか、という課題を突きつけられているように思えます。

これまた余談となりますが、最近観たTolandVlogさんの「本当の日本人の生き方」というYouTube動画についてもご紹介をしておきます。

ネタバレになるので概要だけをお伝えすると、画家を志した男性が“ブンジュ村”と言う村に足を運んだ際に現地で教えられた「日本人が元々持っていた高い精神性とそれに基づいた生き方」についてのお話でした。何故そんな聞いたことも無い村の外国人が日本人について語るの?と疑問に思われるかもしれませんが、疑問に思われた方は動画を観ていただけるとその背景がわかります 。信じる信じないは別にして、これは全ての日本人が一度は見た方が良いのではと感じました。 今まさに時代が移り変わろうとしているこのタイミングに、あえて「日本人」というアイデンティティーを選んできた自分に意識を向けてみることが、非常に大切なタイミングなのではと思うからです。

「日本」というものを形作るスピリットというものがあるとしたら、それに触れることは今回のチャートが示すように、潜在的にDNAレベルで自分自身が持っているものに意識を向けていくことでもあります。そしてそこに意識を向けること自体が、自分自身の特質を知り、自分がこの人生で何をしたかったのかを知ることにもつながってゆき、本当に自分自身の人生を充足させてあげることにつながるのではと感じています。