月齢16.3〜蠍座満月 2023/05/06
★テーマ:自己像をニュートラルな状態に戻す満月
リフォーメーション、改革、改善、作り替え、再構成、浄化、整理。
久々の更新となりました!
今回の満月は半影月食と言われますが、前回の日食から色々と世の中の変化も加速度を増しており、影響力の大きな満月です。
特徴として、今回の満月図はトランスサタニアンが強調されており、なおかつ「自己像」をリニューアルすることを促す星の配置をしています。
では、自己像のリニューアルとは具体的にどのようなことを表すのでしょうか。
自己像とは文字通り「自分ってこんな人」という自分が捉えている自分像のことですが、良くも悪くも人は自分のことを客観的に見ることが難しい生き物です。自戒も込めて。
その理由の一つとしては「こう在りたい」と願うエゴの理想や欲求があるから、そしてもう一つは「こうあるべき」という成長の過程で植え付けられてきた社会概念が、ありのままの自分でいることを難しくするからだと思います。もう一つあるのですが、こちらについては後で触れます。
例えば、素の自分は本当は別のことを思っているのに、こんなことを思っている自分は悪い人間だ、こんなことを思っていることを知られたら人からどう思われるだろう、など、本当の自分の思いを押し込めていたりはしないでしょうか。
話は少し満月図から外れますが、この話は物事の「二元性」とも繋がっており、私はこの話をする時に、よくウルトラマンの話に例えます。
言わずもがな、ウルトラマンは正義の味方として悪者と戦ってくれるみんなのヒーローです。ウルトラマンはこの世界を救う善なる者であり、世界の平和や秩序を破壊しようとするゴジラは悪なわけです。
しかし、もしこの世の中にそもそも「悪」と呼ばれる存在がいなかったらどうなるでしょう。ウルトラマンはヒーローにはなり得ない、つまり、悪がなければ善という概念は成立しないということになります。
この二元性というのは天秤座がテーマとするものですが、本来は善も悪も表裏一体であり、私たちはただただその両極を体験し「真の調和とは何か」を探求しているスピリットです。経験がなければ感情も生まれないし、感情がなければ最終的な智慧を得ることもできません。なので、社会的な概念に自分を押し込めて、ある感情を無かったことにしてしまったり、あるいは本来のピュアな自分の側面を表に出さなかったりすると、本来自分がここに生まれてきてやりたかったことや表現したい自分自身を表出させることが難しくなってしまいます。
今回の満月は、そのように無意識の中に押し込めて閉まってきた側面を目に見える形で表出させることで、一旦「自己像」をメルトダウンさせてくれます。そして、ピュアでネイキッドな本来の自分自身の姿、持つべき自己像に近づけていくことを促してくれるエネルギーに満ちています。
もちろん、この作業は言うは易しですが実際にやるのは非常に難しさが伴います。中には、あまりにも過酷な体験から生じたもの、辛すぎて受け止めきれなかった思いや感情といったものも存在しているからです。これが冒頭で申し上げたもう一つの理由です。
特に人の気持ちに敏感で繊細なセンサーを持っている人ほど、自分の感情を押し殺して平気なふりを装うといった形を取りがちだと思います。そうしなければ生きられないほど、ある意味この世界は非情で不条理な側面がありますから。
ですが、そのような経験をしてまで学びたかったことや知りたかったこと、得たかった智慧があると捉えるのが占星学です。この世界に生まれてくる前に自らの人生を設計してきた、より大きな自分と繋がり、自分の魂の設計図であり可能性の羅針盤でもあるホロスコープと向き合ってみる良い機会かもしれません。
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